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取材協力 修成建設専門学校
兵庫県の芦屋市にある一級建築士事務所で設計士として勤務しています。設計士と言っても、まだまだ社長のアシスタント的な仕事がほとんどで、今はプレゼンで使用するパースなどを手がけています。どうすれば、その設計の魅力を余すことなく伝えられるかを考えている時間の毎日です。まだまだうまくいかないことばかりですが、とにかくいいものをつくろうと日々がんばっています。自分が書いたパースや提案したアイデアを施主さんが気に入ってくれた際には、本当にうれしいです
子どもの頃からインテリアや部屋の模様替えが好きで、「家具の配置を変えるだけで部屋の雰囲気が変わるのが面白い」と感じていました。テレビや雑誌で素敵な部屋を見ては、「こんな空間を作れる仕事をしたい」と思うようになりました。高校生の時にインテリアコーディネーターという職業を知り、人々の暮らしを豊かにする仕事だと分かり、ますます興味を持ちました。また、家族や友人の部屋のレイアウトを考えるのも楽しく、「これを仕事にできたらいいな」と考えました。さらに、インテリアは一生関わるものなので、自分の知識や経験を長く活かせる点も魅力でした。お客様にとって「理想の空間」を一緒に作る仕事ができるのは、とても素敵なことだと感じ、この道を選びました。
インテリアコーディネーターのやりがいは、自分の提案した空間が形になり、お客様に喜んでもらえることです。「理想の部屋になった!」と言われると、大きな達成感があります。デザインや色の組み合わせを考えるのも楽しい部分です。一方で大変なのは、お客様の好みが多種多様であること。時には意見が合わないこともあり、何度も打ち合わせを重ねることがあります。また、納期が決まっているため、スケジュール管理も重要です。日頃心掛けているのは、お客様の気持ちを大切にすること。流行だけでなく、住みやすさや機能性も考えて提案することが求められます。また、インテリアの知識を深めるために、展示会や新商品の情報をチェックし続ける努力も欠かせません。
この仕事を通して学んだのは、「人の暮らしに寄り添う大切さ」です。インテリアは見た目だけでなく、住みやすさや快適さが重要です。お客様一人ひとりのライフスタイルに合った提案をするには、相手の話をよ聞き、丁寧に考える力が必要だと感じました。また、チームワークの大切さも学びました。施工業者や家具メーカー、照明デザイナーなど、多くの人と関わる仕事なので、円滑なコミュニケーションが欠かせません。信頼関係を築くことで、より良い空間を作ることができます。さらに、トレンドの移り変わりが早いため、常に新しい知識を学び続ける姿勢も重要です。デザインだけでなく、建築や設備に関する知識も必要で、学びが尽きない仕事です。
社会人になったとき、最初に感じたのは「インテリアの知識だけでは足りない」ということです。学校で学んだことは基礎に過ぎず、実際の仕事では、お客様とのやりとりや、施工業者との調整など、コミュニケーション能力がとても重要だと実感しました。また、想像以上にスピード感が求められる仕事でした。打ち合わせ、提案、商品の手配、施工の調整など、スケジュール管理が難しく、最初は戸惑いました。しかし、経験を積むうちに、仕事の流れが分かり、余裕を持って取り組めるようになりました。一方で、お客様の「ありがとう」の言葉を直接聞ける仕事なので、やりがいは大きいです。「自分が関わった空間が人の暮らしに影響を与える」という責任を感じながらも、楽しく仕事をしています。
インテリアコーディネーターは、センスだけでなく、人の暮らしを考える仕事です。デザインに興味がある人はもちろん、人と話すのが好きな人にも向いています。高校生のうちに、インテリアの雑誌や SNS を見て、自分の好きなスタイルを研究してみるのもおすすめです。また、インテリアに関する資格や勉強も役立ちますが、一番大事なのは「お客様の話をしっかり聞くこと」。要望を引き出し、それを形にする力が必要です。そのために、友達や家族と会話を大切にする習慣をつけると良いでしょう。さらに、建築や照明、色彩の知識も関係するので、幅広い分野に興味を持つことが大切です。インテリアの世界は奥が深く、学ぶほど楽しくなる仕事なので、興味があればぜひチャレンジしてください!