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職業分野

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取材協力 辻調理師専門学校

調理・製菓・栄養の主な職種

調理師
食品を調理し、飲食店や給食施設など活躍の場は多種多様。さまざまな調理法、盛り付けなどに技術とセンスが求められる。
パティシエ
ケーキやデザートなどの製菓を専門とする職種。独立して店を出す場合は経営能力も必要。
製パン技術者
パンの開発や製造に関わり、高度な製パン技術が必要。仕事は早朝から始まる。
和菓子職人
高度な職人技や創造性で、日本の伝統文化である美しい和菓子をつくる。色や形で季節感を繊細に表現する。
商品開発者
コンビニや大手食品メーカーでの新商品の開発。消費者の求める商品をつくる。魅力的な発想や提案で、おいしさはもちろん、心地よさや楽しさを提供。

調理師

『仕事の内容・一日の仕事・年間の仕事』

調理師の仕事内容は、料理を作ることだけではありません。職場によっても異なりますが、食材の仕入れ、新しいメニューの考案、衛生管理など調理に関する多岐にわたる仕事です。調理のプロになるには、時間をかけてさまざまな知識や技術を身につけることが求められます。一日の始まりはまず食材の仕入れから始まります。仕入れでは市場へ足を運び、業者に食材発注をします。その後は仕込みで、食材の下ごしらえや調理の準備をします。ランチやディナーの時間帯には、チームで協力して注文に対応し効率的に料理を提供します。営業が終わると片付けや清掃を行い、翌日の準備をしたりする仕事です。年間を通して、季節ごとのメニュー開発やイベントへの対応なども行いお客様が飽きないように工夫を凝らします。日々成長し続けることで、自分自身のスキルを磨き、より多くの方に美味しい料理を届けることが出来て料理に対する情熱と努力が求められる仕事です。

『仕事を選んだきっかけ』

調理師の仕事を選んだきっかけは、幼い頃から料理が好きで、家族や友人に自分の作った料理を喜んでもらえることが嬉しかったからです。また、テレビでシェフが真剣に料理を作っている姿を見て、その姿に憧れを抱いたことも大きな要因です。料理は技術を磨けば磨くほど奥が深く、無限の可能性が広がるところに魅力を感じました。そして、調理師になれば、自分の手で美味しい料理を作り、多くの人を笑顔にできると考えました。実際に仕事を始めてみて、お客様が美味しそうに料理を召し上がる姿を見るたびに、この道を選んでよかったと思います。自分の好きなことを仕事にできる喜びを味わっています。

『やりがい・つらさ、日頃心掛けていること』

調理師の仕事のやりがいは、自分が作った料理を通してお客様に喜んでもらえることです。「おいしかった」「また来たい」と言ってもらえると、さらに高いモチベーションで働けます。また、調理師として培った知識や技術を活かして、さまざまなフィールドで活躍できます。調理師の仕事で大変なことは、拘束時間が長いことです。仕入れや仕込み、後片付けなどのために、早出や残業が多くなります。また、立ちっぱなしで仕事をしたり、重い食材を運んだりもするので、体力が必要です。そのため、日頃から体調管理や適切な休息、食事などを心がけています。また、衛生管理や効率よく動くことも意識し、スムーズな業務運営に努めています。何よりも、お客様への感謝の気持ちを忘れず、料理に情熱を持ち続けることが大切です。

『仕事を通して学んだこと』

調理師として働く中で学んだことは、チームワークと効率的な時間管理の大切さです。厨房では、各人が役割分担し、連携して料理を提供することが求められます。そのため、互いを助け合い、全員がスムーズに作業できるように配慮することが重要です。また、短時間で多くの料理を提供するためには、段取りよく動く必要があります。さらに、お客様の要望に応じた料理を作るため、柔軟な対応力や観察力も養われました。こうした経験を通じて、忍耐力や責任感も自然と身につきました。このように調理師の仕事を通して、他者と協力する力や、時間を無駄にせず効率よく動くスキルを習得できたと感じています。

『社会人になるとき思ったこと』

調理師として社会人になるとき、技術や知識はもちろん、体力や精神的なタフさも重要だと感じました。料理は見た目以上に重労働で、特に新人時代は長時間の立ち仕事や早朝からの仕込みなど、体力を消耗する場面が多いです。また、料理を通じてお客様に満足してもらうためには、一皿一皿に心を込めて丁寧に作る姿勢が大切です。職場では先輩からの指導を素直に受け入れ、失敗から学ぶ意欲も求められます。さらに、チームワークも不可欠で、スタッフ全員が連携し、同じ目標に向かって働くことが求められます。自分一人で料理を作るだけではなく、お店全体を支える一員としての責任を感じながら働く覚悟ができたことで、社会人として成長できたと実感しています。

『高校生へのアドバイス』

調理師は、経験年数などによって現場での役割も変わっていきます。例えば、新人で見習いの段階では、清掃や洗い物などが主な仕事です。見習いの状態から経験を積むことで職位や立場が上がっていき、調理師として調理や盛り付けなどを担当できるようになります。また、料理をするだけでなく、仕入れや仕込み、後片付け、衛生管理など多岐にわたります。さらに料理の世界は体力と根気が必要で決して楽な道ではありません。でも料理が好きで人を喜ばせることにやりがいを感じるなら大きな達成感が得られる仕事です。まずは料理の基本をしっかり身につけることが大切。現場では周囲との連携も欠かせないので、コミュニケーション力も意識しましょう。失敗や壁にぶつかることも多いかもしれませんが、そこから学ぶ意欲を持ち続けてください。料理の技術は、あなたの努力次第でどんどん成長していきます。夢をあきらめず、前向きに挑戦していってください。

在校生の声

調理・製菓・栄養が学べる学校