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職業分野

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取材協力 高津理容美容専門学校 

理容師の主な職種

理容師
理容室でヘアカット、シェービング、顔の手入れなどを行います。お客様の要望に応じて、髪や顔を整える技術が求められます。
シェービニスト
シェービニスト 理容師免許を持ち、お顔剃りをはじめ、襟足などのシェービングを専門に行う職業。特に女性向けのシェービングは、肌を整え化粧のノリを良くする効果があるため、ブライダルやエステ業界でも需要が高いです。
ブライダルエステティシャン
結婚式を迎える新婦のために、フェイシャルケアやボディケア、シェービングなどの施術を行うエステティシャン。ドレス姿が美しく見えるよう、肌のトーンアップや引き締めケアを中心にサポートします。

理容師

仕事の内容・一日の仕事・年間の仕事

理容師の仕事は、髪や顔を整えることで、主にヘアカットやシェービング、ヘアセットを行います。お客様の要望を聞きながら、それぞれのご希望に合ったスタイルをご提供します。一日の流れは、朝はサロンの清掃や準備から始まり、予約の確認を行います。お客様が来店したら、丁寧にカウンセリングをしてから施術を開始します。カットやシェービングが終わった後は、スタイリングを行い、最終的な仕上げをします。夕方には閉店準備として、器具の消毒やサロン内の清掃をします。年間を通じて、忙しい時期としては、特にお正月や結婚シーズン、入学式や卒業式前が挙げられます。また、技術向上のために定期的な研修やコンテストに参加することも多く、自分自身のスキルを磨く努力が求められます。

仕事を選んだきっかけ

幼い頃から髪型やスタイリングに興味があり、人をかっこよく、美しくすることに喜びを感じていました。かっこよさを追求するためにも技術をしっかり磨きたいという気持ちが強く、理容の道を選びました。専門学校卒業後は技術力に定評があり、仕事のイロハを深く学べるサロンで、まさに切磋琢磨の毎日…。そして、ありがたいことに入社2年目でスタイリストになり、その後独立。専門学校時代は、一つの目標に対してまっすぐ突き進むことの大切さ、そしてやり遂げる喜びと経験を通して、決してあきらめない気持ちを教えていただきました。それが今も活かせています。専門学校の恩師から、数えきれないほどたくさんのことを教わりました。仕事に対する姿勢や理容への情熱など、エネルギッシュな10代の学生でも圧倒されるくらい熱量の高い先生です。その熱が自然と伝わってきて、「もっとがんばろう!」という気持ちにさせてくれました。

やりがい・つらさ、日頃心掛けていること

東京のヘアサロンで経験を積んだ後、現在は地元で自身の理容店を経営しています。新人時代はひたすら技術を磨く、次にコンテストで賞を狙う、役職を持ち後輩の指導に当たる…というように、キャリアアップするごとに、自分の成長をダイレクトに感じる点が理容師の魅力です。またこの業界は本当にがんばった分だけ、評価と数字が目に見える形で反映されます。私の場合は最終的に、自分のやることがすべて数字に表れるオーナーという道を選びました。そして仕事とプライベートをバランスよく、自分の時間・人生そのものを自由にカスタムできる、充実したライフスタイルを手に入れることができました。日頃心掛けていることは、お客様一人ひとりに合わせた丁寧な対応です。お客様の要望をしっかりと聞き、細かな点まで気を配り、満足していただけるよう努力しています。

仕事を通して学んだこと

お客さまは自分と同世代の大学生や社会人の方々を担当することが多いです。お客さまとのコミュニケーションを通して、さまざまな社会勉強をさせてもらえるので、自分自身、人として日々成長できている実感があります。流行や新しい技術の変化に対応するため、自己成長を続けることの大切さを感じています。今思えば、母校を最初に選んだ10代のころの自分の直感は正しかったですね。それは社会に出て大切になってくる規律をはじめ、教育・技術・イベントすべてにおいて、他校に比べて圧倒的にレベルが高いと感じたこと。卒業して年数が経つごとにより強く実感しています。あいさつや社会人のマナーの基準も高く、今もその意識が根付いているからこそ、お客さまに支持される店を経営できているのだと思います。年代問わず「かっこいいメンズを増やしたい!」というのが、昔からのシンプルな夢です。

社会人になるとき思ったこと

社会人として理容師になるとき、まず感じたのは「責任の重さ」です。学生時代は技術を学びながら練習する日々でしたが、社会に出るとお客様の髪や顔を直接預かり、失敗が許されない現実が待っています。一人ひとり異なる要望に応え、最高の仕上がりを提供することのプレッシャーを感じました。また、お客さまは自分を信頼して来店してくれるので、その信頼を裏切らないようにしなければならないという強い責任感が芽生えました。一方で、社会人になることは自分の手でキャリアを築き、技術を高めていくチャンスでもあると感じました。自分の努力がそのまま成果に繋がり、お客さまに喜んでもらえることで、自分の成長を実感できる仕事です。初めて社会に出たときの不安もありましたが、挑戦することで大きな達成感ややりがいを得られると強く思いました。

高校生へのアドバイス

自分が思い描く人生設計を着実に実現できる力を身に付ける方法を考えてみてください。周りに相談することも大切です。わたしは「美容理容の世界を極めるならココしかない!」と猛プッシュを受けて迷わず母校を選びました。
キャリアアップするごとにどんどん自分が変わっていく、成長していくその過程を感じられることこそが、自分にとっての“やりがい”ひいては“生きがい”と言えます。今は自店舗の経営状態をしっかり把握しながら、社としての成長を促せるよう考察するのが楽しくて仕方ありません。もう少し売上アップをめざして人員を増やす、既存の従業員がもう少しスキルアップしたら従来店を任せて、もう1店舗オープンさせる…というように、理想の経営計画を確実に実現し、更なる上のステージをめざしていきたいと思っています。夢はコツコツ努力をすれば叶うのでがんばってください!

在校生の声

理容師が学べる学校