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取材協力 ホスピテリティ学園
ドレスコーディネーターの仕事は、一生に一度の結婚式という特別な1日にしか着ることのできない衣装で、お二人の魅力を最大限に引き出すお仕事です。お客様へ衣装のご提案をする際には、衣装だけではなく、お二人のお顔立ちや骨格バランスなどの外面的要素と、お二人の内面的な個性、そして結婚式場とのバランスを考えトータルコーディネートでご提案します。お二人が、鏡の前に立った瞬間、ご自身が1番素敵だと自信をもっていただけるコーディネートをプロデュースするため、すべての衣装の素材、装飾品の名称を把握したり、パーソナルカラー等の知識を身につけるため日々学び続けることが必要となります。その結果、お客様を輝かせるとともに、自身も輝かせられるところがドレスコーディネーターの魅力だと思います。
“ドレスの魔法”に魅了されたことがきっかけです。自身の夢が定まらず、なんとなく、“人を笑顔に、そして幸せにするお仕事に就きたい”な、と悩んでいた際に、友人の結婚式に参列しました。ドレスを身に纏った友人が、今まで見た中で1番美しく、キラキラ輝いていました。また、そんな友人の花嫁姿を見た親御様や、友人までも、その場にいた全員が笑顔になっており、その姿と光景はまさに全員がドレスの魔法にかかったようでした。今度は、自分もこのように人を輝かせられる人になりたい、また、その姿を見たたくさんの方々に笑顔になってもらい、一生の記憶に残るお仕事がしたいと思い、選びました。
“お客様の記憶に残ること”がやりがいであり、大変なことだと思います。お客様にとって一生に一度の
結婚式だからこそ、そのお手伝いをする自身の名前や、一緒に過ごした打ち合わせの時間もお客様の心に残り、記憶していただけること、また、“吉田さんが担当でよかった”と言っていただけることが1番のやりがいだと思います。その、一方で些細なミスもお客様の記憶に残ってしまうので、常にミスは許されない、という責任感とプレッシャーをもって働く必要があり、そこがブライダル業界で働くうえで大変なことであり、大切なことだと思います。
ブライダル業界で人を幸せにするなら、“国籍、宗教、性別関係なく目の前の人を幸せにする必要がある”ということです。実際に担当したお客様の中に目が見えにくいお客様がいらっしゃいました。一生に一度の特別な衣装選びに最高の一着をご提案するため、ドレス選びの際から直接手で、たくさんの生地や装飾に触れていただき、そのドレスがどういった印象に見えるのか工夫をしながらご説明したことを覚えています。そして、結婚式当日、ゲストの方々が花嫁様のドレス姿を見たときに「すごく綺麗!」等のお褒めの言葉を聞き、ご新婦様からは「最高の一着に出会えました、ありがとうございます」と感謝の言葉をいただきました。この経験から、国籍、宗教、性別、目が見えにくい方、耳が聞こえにくい方など、どのお客様であっても、それぞれのお客様の個性に寄り添い、ご対応できるスタッフとなることで、関わる全てのお客様を幸せにすることができると思いました。
何事にも責任感をもって取り組むことが必要だと感じました。どのようなお仕事でも同じだと思いますが、結婚式はとてもやりがいのある魅力的なお仕事ですが、その反面お客様の人生に関わる大切な1日を取り扱うので、やり直しのきかない、絶対に失敗の許されないお仕事になります。だからこそ、1つ1つの仕事に対して責任感をもって取り組む必要があります。すべては目の前のお客様のためどのような些細なお仕事でもお客様につながっているという意識をもち、全うすることがブライダル業界人として、社会人として大切だと思います。
“挑戦せずして成長はない”です。進路選びにおいても、まずは自分にとってベストな進路選択をするためには、たくさんの話を聞いてみたり、その場に足を運ぶという挑戦をすることで、得られるものがあります。また、日常生活においては自分の趣味や好みが合う仲間と過ごしているかと思います。もちろんそんな仲間との時間も大切にしてほしいのですが、普段あまり話すことのないクラスメートに話しかけてみる、先生や先輩など目上の先輩に話しかけてみる、その挑戦が必ず自身の成長や学びに繋がります。ぜひ、高校生活のうちから自らたくさんのことに挑戦し、夢を切り拓いてくださいね!応援しています!