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取材協力 大阪社体スポーツ専門学校
近年の健康ブームで、フィットネスクラブや健康増進施設、介護予防運動などのインストラクター・トレーナーのニーズは高まっています。パーソナルトレーナーの仕事は、クライアントの健康や目標に合わせたトレーニングプランを作成し、指導することです。クライアントは、ダイエット、筋力向上などの目的を持っていることが多く、トレーナーはそれに合わせた運動メニューを提供します。1日の仕事は、クライアントとのトレーニングセッション、フィードバック、食事や生活習慣に関するアドバイスなどが中心です。年間を通して、季節やイベントに応じてトレーニング内容を調整することもあります。また、知識を深めるために勉強や資格の更新も行います。日々、体力だけでなく精神面もサポートする責任があり、やりがいを感じる職業です。
私がパーソナルトレーナーの仕事を選んだきっかけは、運動と健康の大切さを多くの人に伝えたいと思ったからです。学生時代、スポーツに打ち込む中で自分の体がどんどん強くなり、心身ともに健康を保てることを実感しました。その経験を通じて、人の体を動かすことで得られるポジティブな効果に魅了されました。そして、多くの人が正しい知識を持って体を鍛えることの楽しさを知り、健康的な生活を送る手助けができる仕事に就きたいと考えるようになりました。パーソナルトレーナーという仕事は、個々の目標に合わせて運動プランを考え、直接サポートできる点で魅力的でしたし、人々が自分の体を通じて成長する姿を間近で見られることが、私にとって大きなやりがいです。
お客様が「身体の調子が良くなった」、「トレーニングにきて良かった」と言ってもらえた時にこの仕事をしていて良かったと感じています。現在の職場は、病院と連携していて、どこかしら身体の不調がある方が多く、思うようにトレーニングができなくて迷うこともありますが、それも勉強になります。
日頃心掛けていることは、クライアントの気持ちに寄り添い、個別に対応すること。また、トレーニングだけでなく、栄養や休養についてもアドバイスし、クライアントの総合的な健康を支えるよう努めています。
パーソナルトレーナーの仕事を通して学んだことは、体力や筋力だけでなく、クライアント一人ひとりの心や生活全体を理解することの重要性です。人によって目指す目標や生活習慣、運動経験が異なるため、個別に対応するスキルが求められます。また、単にトレーニング方法を教えるだけではなく、クライアントがモチベーションを保てるよう、励ましやサポートを続けることの大切さも実感しました。そして、相手の信頼を得ることが成果に直結するため、コミュニケーション能力や人間関係の構築が非常に大切であることを学びました。この仕事を通じて、自己成長とともにクライアントの成長を支えることができる喜びを日々感じています。
社会人としてパーソナルトレーナーになると決めた時、正直なところ不安もありました。自分の技術や知識が本当に通用するのか、そしてお客様の健康や体の変化に責任を持てるのかというプレッシャーがありました。しかし同時に、これまで学んできた知識や経験を生かして、多くの人の健康をサポートできるという期待感も大きかったです。また、トレーナーとしてただ運動を教えるだけでなく、相手の目標に寄り添い、モチベーションを維持する力が求められると感じました。社会人になることは自己成長のチャンスでもあり、常に自分自身も学び続ける姿勢が大切だと考えました。お客様と共に成長できるこの仕事を通じて、健康の大切さを広めていくことが、私にとっての目標です。
パーソナルトレーナーとして高校生の皆さんにお伝えしたいのは、体を動かすことや健康に関する知識を若いうちから意識することが大切だということです。健康や体力は一生を通じて役立つ財産であり、特に成長期の今は、その土台を築く大事な時期です。また、どんな職業を選ぶにしても、好奇心を持ち、何事にもチャレンジする姿勢が大切です。トレーナーの仕事も、人に教えるだけでなく、自分自身が常に学び続けることが求められます。だから、好きなことや興味のある分野を見つけたら、積極的に取り組んでみてください。健康な体があれば、どんな挑戦も乗り越えられる力になりますよ!