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取材協力 大阪バイオメディカル専門学校
私の勤務先は総合病院で、医療事務スタッフが携わる業務としては、「レセプト(保険者に請求する診療報酬明細書)の作成とチェック」「電話対応と担当部門への振り分け」「会計」「受付窓口対応」の4つがあり、スタッフの中でこの4つを毎日ローテーションしながら担当しています。その日の役割分担がはっきりしていて、電話対応だけを行っている日もあれば、受付窓口の対応をし続ける日もある、という毎日です。
クリニックなどに就職した友だちのところでは、受付・電話対応をしながら空いた時間にレセプト作成をする、というようにひとりで複数同時に対応する場合もあります。
高校生の頃、進路を考えたとき、専門学校に行こうとは思ったのですが、実は分野は特に考えていませんでした。医療事務を選んだのは、母が長く続けられる仕事として勧めてくれたからなんです。高校までは、パソコンも苦手どころか嫌いでしたので、母校に入学したばかりの頃はちょっと苦労しました。最初はほんとに意味がわからないことが多くて。でも、周りの友人がみんな一生懸命にがんばっていて、その姿に後押しされて私もがんばれました。先生方も親切に教えてくださったので、資格もたくさん取得できました。今では電子カルテを入力することを仕事にまでできているんですから、母にも友人にも先生方にも感謝しています。
受付や電話対応をしていると、中にはちょっと即答するのが難しい相談を受けることもあります。困ったときは上司や先輩に相談して対応するのですが、うまく対応できて、笑顔で感謝して頂けたときにはやりがいを感じます。たくさん経験を積んでおられる先輩方は、いつも良い対応案を出してくれるので本当にありがたいです。また、レセプトや会計では、できたものを一旦先輩にチェックして頂きます。最初の頃はかなり直しがたくさんあったのですが、最近はだんだん慣れてきて、褒めて頂けることも増えてきたので、成長を実感しています。
高校生の頃は人見知りな性格だったのですが、専門学校に入学してからは、友人とも先生とも話せるようになり、みんなの前に立つようにもなりました。最初のきっかけは、友人に誘われてクラス委員を引き受けたことです。委員になってみると、例えば学園祭の模擬店で何を作るかとか、自分で考えたことや、やってみたいことを実現していけることに気付いて楽しさを知りました。そして、イベントの準備などで周りの友人や先輩、先生など、いろんな人と話すことで、様々な世界が見えてきました。その経験は職場の先輩方とのコミュニケーションにもとても役立っていて、すぐに打ち解けて仲良くなり、いろいろと助言も頂いて、とても励みになっています。
医療事務が学べる専門学校の魅力は先生が優しすぎることです!ボロカスやっても「もう!」って温かく注意されるだけですんでたり、勉強も資格も就職も、親身になって相談に乗って下さったり。就職活動で履歴書の相談に行ったときも、夏休み期間中だったにもかかわらず、3時間も一緒に考えて頂きました。思っていることを文章にするのって結構難しいですよね。私がどんなふうに考えているのかをじっくり聞いて、伝えたいことを言葉にまとめる助けをして頂いたのは本当にありがたかったです。就職活動の面接にも自信をもってチャレンジすることができました。
どんなに難しい勉強も仕事も、『自分なりの面白さ』を見つけ出して興味を持って取り組むとどんどん楽しくなりますよ!