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職業分野

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取材協力 大阪工業技術専門学校

建築・土木の主な職種

建築設計士
建物やマンション開発における企画、設計、工事監理を担当する。
建築家
建物の設計やデザインを行う専門家。機能性や美しさを考えながら、住宅・商業施設・公共施設などを設計し、街づくりにも関わる。
構造設計士
建物が地震や風の影響に耐えられるように、安全な構造を設計する専門家。建築家のデザインをもとに、鉄筋や木材などの材料を選定し、強度計算を行って建築物の安全性を確保する。
施工管理技士(建築・土木)
建築現場や土木工事現場で、工程管理、安全管理、品質管理などを担当します。現場の進行管理が主な役割です。
インテリアコーディネーター
家具や照明、壁紙、カーテンなどのインテリアを選び、空間を美しく快適に整える仕事。住宅や商業施設、ホテルなどの内装を提案し、住む人・使う人にとって心地よい空間を演出する。

建築設計士

『仕事の内容・一日の仕事・年間の仕事』

仕事の内容:共同住宅の建築確認申請、行政協議を主に担当。
一日の仕事:日々バラバラであるが主に行政との打ち合わせ、申請資料の準備、事業主との打ち合わせ、
      上司の手伝い等を行っている。
年間の仕事:共同住宅の建築確認申請、行政協議、事業主との打ち合わせ同行、
上司の手伝い等。

『仕事を選んだきっかけ』

専門学校で建築の勉強を学ぶうちに建築設計の楽しさを感じて設計職に就きたいと思ったから。1年生の最初に行う設計課題が自分のための空間を模型で表現し、自分の居心地がいいと感じる居場所、こと、もの、は何かを探る課題でした。この課題を担当して頂いた先生が自分の作る模型に対して楽しそうにアドバイスを下さる姿を見て、建築はもっと自由でいいのだと感じ、建築が楽しいと感じるきっかけになりました。2年生では更に建築設計を深堀し、設計とはなにかを学んでいきました。設計は自由であっても、様々な条件によって縛られており、その中でどのような回答を見出すかでとても悩みました。そのような状況でも何かしらの成果物を完成させなければいけないという事を学び、建築設計業界の大変さを感じました。この2年間の専門学校での勉強を経て、私は設計力を更に磨き、自分が設計する建物によって人々を喜ばせられる設計士になりたいと思いました。OCTの建築士専科で二級建築士を取得し卒業後は建築設計事務所へ進む事を決めました。

『やりがい・つらさ、日頃心掛けていること』

常に期限に迫られる仕事であり、精神的に追われることが多いが、規模の大きな共同住宅等の仕事をスケジュール通りに提出が完了した時はやりがいを感じます。期限が迫っている時には休日出勤や、平日は遅くまで働くことがあるため、その時につらさを感じます。また、共同住宅の設計は住む人に合わせた設計をするのではない為、建物が完成しても住む人の姿を見られない事も有り、設計に携わる立場からしては、やりがいに繋がらない点でもあります。日頃心掛けていることは一度したミスを、次はしないことを心掛けています。また、建築設計は数字、文字一つの間違いで大きなミス、損失につながるため、資料に何度も目を通し、確認すことを心掛けています。

『仕事を通して学んだこと』

仕事を通して、様々な世代の人と話す事が増え、色々な方がいる事を学びました。人によって、私生活を一番に大事にする人、仕事を大事にする人がいて、様々な人とコミュニケーションが取る事ができ、その環境に時には合わせる事も、大事であるという事を学びました。また、仕事をするにあたっては自分で調べることの大事さを学びました。「社会ではだれも教えてくれない」というフレーズは本当です。そして、打合せや会議をする際には相手と同じ土俵で行います。OCT在学中から意識していましたが、常に知識・技術の習得をしながら、準備をする事が重要です。社会人としてお金をもらっている以上、頑張るしかないこと、とにかく頑張るしか選択肢がない。仕事が間に合わないのであれば、睡眠も休日も削る事が当たり前であるという厳しい現実の世界を学びました。

『社会人になるとき思ったこと』

学生ではなくなり、毎日が仕事の日々になる怖さとそれを何年も続けていくことができるのかという不安がとてもありました。そして、学校で学んできたことを生かせるのかワクワクする気持ちと不安になる気持ちが混在していました。社会に出ると年齢、経験は関係なく対応しなければいけないシチュエーションが必ずあると思っており、OCT在学中にアルバイトの経験は有りましたが、正社員の責任の違いに順応できるのかという不安が募っていました。

『高校生へのアドバイス』

自分の好きなこと、本気で頑張りたいと思える事を見つけて、それを学生の間にとにかく追求してください。それが仕事になるかもしれないし、仕事がつらいときの支えになるかもしれない。自分の好きな事、軸を持っている人間は強いです。また、社会人になると思うように自分の時間を作ることが難しくなります。学生の間に、好きな事、やってみたいと思う事にたくさんチャレンジしてください。建築設計士 菊地昂哉 (Ⅰ部建築学科・建築士専科卒)

在校生の声

建築・土木が学べる学校